2014年1月28日火曜日

作家として、彫金師としてのシルバーフェザー

 あまりうまく伝えられないかもしれないけど、
ちょいとお付き合いを。
最近地金の時価が高騰し、少しでもお求め易い価格設定の為に
キャスト製フェザーをリリースしていますが、結局はうちの名物でもある
手彫りフェザーのオーダーが多いですね。
どうせなら世界に一枚のフェザーを。てな感じでしょう。
確かに手彫りは見れば見る程違いますよ。


自分も何とか彫金師として15年やってこれました。
本当に感謝感謝です。
感謝の中、より良い物を製作しようと毎日試行錯誤です。

特にフェザーは自分の中でも一番好きなアイテムです。
ただ、皆さんお分かりの様に僕も先日亡くなった「ゴローズ」の高橋吾郎氏に
憧れてこの世界に入りました。
ここまでやって「え?ゴローズ?知らないよ」
「影響なんてされてないよ」
なんて言えませんね(笑)
 その他、初期のクロムハーツや生前のガボールなども憧れましたね。
このジャンルの第一人者である「ゴローズ」

ファッションアイテムとして、出来上がったスタイルで、
仕事としては伝え易いスタイルなんですね。
お客さんも、芸能人が付けている感じなどイメージし易いです。
「デニムパンツ」と同じで「ゴローズスタイル」なんですね。
本当に素敵なジャンルを作ってくれました。

「ゴローズ」に憧れて、フェザーなどを製作して、
実際は「ゴローズ」とは全く違うのですが、
「憧れ」の枠からなかなか抜け出れなかったですね。

特に、イベントに参加すると、ブランド名より作家個人の名前で
お客さんと向き合う時、
もっと自分個人の自分のフェザーを表現したいと思い続けていました。
もう何年も抱えてる課題でしたね。

追いかけてるだけではなくて、生み出さないと。

今回、ファッションだけでなく、仕事でもなく、
自分が生きてきた事、感じている事、願いなどを込めて
ひとりの作家として純粋にフェザー製作に向き合ってみました。

まだまだですが
少し、何かが見えて来そうです。
ふ〜、、、(笑) 

これが今の自分ですね。











 もう10年以上前からあるブランドマークの「太陽神」マーク
ちょっと訳あってプチアピールです(笑)





このフェザーは昨日のイベントから展示しています。
ボードビルにも置ける様にしていきますので良かったら見て下さいね。

日々自分の追求ですね♪


2 件のコメント:

  1. いやー、圧巻ですね!
    ゴローズとの差別化はどの職人さんも苦労されてる感じがありますが、これだけの作品を作っておられるのですから、充分別モノかと。
    先駆者の影響は受けて当然だと思いますし、その上で良い部分は取り入れて、自分の仕事の質の向上に役立てれば良いのだと思います。
    全く畑違いの私が偉そうなことを申しましてすみません。。

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  2. ありがとうございます。
    客観的な意見は大変重要ですので嬉しいですね。
    自分は思いが先にあって作品を表現しますが、観て頂いてる方には作品を観て頂いてから思いなどを感じて頂く事になります。ですので良くも悪くも何かを感じてもらえる物を表現出来る様になれば嬉しいです。

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