大切にする事

心の充電完了後、イベント準備と通常業務のオーダー製作に追われております（汗）

少しalbatory的には予想していなかった事になりつつあるので

頭の切り替えが大変です（汗）

 すでに心の充電に旅立ちたい気分です、、、

 

また予想外の事を時がくればご報告しますね。

で、今回は修理の話しを。

albatoryでは、albatoryの商品は基本的に修理は無料やってます。

無理な事で穴が開いた、折れたなどは多少の工賃を頂きますが、

普通に使用している中で糸が切れたりは無料でやります。

さらにalbatoryは他所のメーカーの修理も受けています。

革は手入れをすれば長く長く良いアジにありながら使っていけますが、

どうしても縫い糸が切れてしまいます。

ミシンの糸によっては切れ易かったり、ほつれ易かったりします。

修理したいけどメーカーが受けてくれないとか、

送料や修理代が異様に高いなど耳にします。

うちでは手縫いでの修理になりますが、

時にはメーカー修理より安い場合が多いので

気になる方はお問い合わせください。

ただ、条件があって、ミシンの針の穴がしっかり残っている事と、

糸の種類がミシンより少ない事です。

 今回はロングウォレットの修理です。

折り曲げる所など、良くステッチが切れているのを見かけます。

ここが切れると、表と裏の革がずれて、革が傷み易く、

擦り減って革が無くなり易くもなります。

 部分的修理もできますが、今回は外周り一周縫い直しです。

一度全ての糸をほどいて、革の歪みなどの関係を見ながら

必要であれば接着剤も使用します。

 はい、縫えました♪

コバも革や元の雰囲気によって磨き直しもします。

  全体的にこんな感じになります。

ミシンより渋い雰囲気に♪

 大変手入れされているのか、革の状態がよく、良いアジが出ているので、

手縫いと相性が良いですね♪

 上が手縫いで下が元のミシン縫いです。

一般的にはミシン縫いの方が見慣れてますがね（笑）

で、ミシン縫いと手縫いと何が違うか知ってますか？

「手縫いの方が手間がかかる」

とは分かっていると思うのですが、手間がかかったから

良いと言うだけではちょっと微妙な付加価値ですよね（笑）

簡単に図で説明するとミシン縫いは

 上糸（青線）が下糸（赤線）を引っ掛けて縫っているので、

例えば下糸が切れてしまうと糸が抜け易くばらけ易いですが

手縫いの場合、下糸上糸が八の字書くように交差して縫うので

一ヶ所切れてもほどけてしまわなくばらけないんですね。

その上、修理もし易いので長くアイテムを使用して頂けると

考えています。

革は皮から「素材」とされたものですが

元は「命」だった革です。

自分は良い素材になるから死んでくれと言われた嫌ですね（汗）

ですので食べ物と同じで有り難く大事に使ってあげると嬉しいですね（笑）