2013年9月13日金曜日

OSAKA ART & HANDMADE BAZAAR VOL.13 作品紹介 NO,4

どんどん紹介していきましょ〜。
今日のアイテムはコードバンのバイカーズウォレットです。
このシンプルさは飽きがこず、革本来の表情を楽しめるデザインです。

なんか良いなって感じてもらえたら嬉しいです。

 ウォレット、キーホルダー、チェーンのセットです。

 この艶感もコードバンならではです。






 中もシンプルです。
焼きペンでの手書きロゴ入りです。

札入れが2つに小銭入れ1つです。
ジッパーは復刻タロンジッパーです。

金具は全て真鍮製。
シルバーに似て、良い味が出て、ますます雰囲気が出てきますよ。
コバ処理はカラーを入れずにクリアで。
革の重なった断面も面白いですよ。

革よりステッチが目にいかない様に あえて細めのハンドステッチ。



 ボタンはビンテージチェンジボタンタイプクラウンボタンです(笑)
ビンテージのワークウエアに付いているチェンジボタンを
スナップボタンに加工したイメージです。
ボタンも真鍮製ですので、くすんで味が出てきます。





albatory的にもやはり立ち上げの頃から自分だけの圧倒するデザインを〜!と
色んなパターンを試行錯誤してきました。
これはどうかな?あれはどうかな?
と足し算のデザイン、、、

しかし、ときめく革と出会う事があるんです。

うわ〜綺麗だな〜
このなんとも言えない感じ〜

と、さらに艶が出そうなぐらいなでてしまいます(笑)

そんな革と出会うと、正直切りたくないんです(汗)
特にコードバンは元々そんなに大きくないですから余計に切るのが
惜しい気持ちになるんです。

僕らは表情と表現しますが、ギターの木特有の虎柄の様な、ムラの様な模様が
最高ですね。

例えば、今回紹介させてもらったウォレット。
パッと見ると、ちょっと高級そうな艶のある深い赤茶って印象でしょうか?
カットする前はこんな感じです。
  木目というか単色ではなく、ムラが良い感じでしょ?

折角のこの表情を出来る限り伝えたいとなると
デザインが邪魔になるんです。
引き算のデザインなんです。

僕のイメージでは、最高の絶景を目にします。
その感動を大切な人に伝えたいと思って写真を撮ります。
でも、その絶景の雰囲気は伝わるかもしれないですが、
その時の空気、匂いなど、全ての「感動」は伝わらないんですね。
さらにその写真をカットしたり、小さく加工などしてしまうと
本来の伝えたい事は全く伝わらないんですね。

絶景=カットする前の革本来の表情で、
写真=パーツにカットした物。
さらにカットしたり小さく加工した写真=切ったり張ったりしたデザインですね。

さらに革に触って欲しいので、指に引っかかる物も付けないです。

何を伝えたいかによって、引き算のデザインも大切だと思っています。


2013年9月12日木曜日

OSAKA ART & HANDMADE BAZAAR VOL.13 作品紹介 NO,3

今夜の紹介は、albatoryでは有りそうで無かったペンケースです。
ステーショナリー系はよく考えるとあまり出してないですね、、、
これをきっかけに展開してみようかな。

 サドルレザー以外は馬革が多いalbatoryですが、こちらは牛革です。
若いコブウシです。
ソファーに使用できそうなしっとりとしたきめ細やかな質感で、
高級感ある上品な艶がありますね。

 タグ部分はあえて革の表面のコーティングを剥がして質感を変えています。





  真鍮製のボールチェーンに真鍮製のハートフェザー付です。

 こちらはボードビルでもおなじみの某ミリタリーウエアブランドと同じ馬革です。



 ウエアに使用する革だけに良いしなやかさです。
シボの表情が良いですね。

 こちらは上が牛革で、下が馬革のスエードです。


 もちろん全て手縫いですよ。

 真鍮製のプレート付。

 ちょっとパターンを変えてみました。

 ハートフェザーは全てのペンケースに付いてます。
ペンケースも画像にあったもの各1限定です。
後16日、楽しみだな〜♪



2013年9月10日火曜日

OSAKA ART & HANDMADE BAZAAR VOL.13 作品紹介 NO,2

さてさて、今回の紹介はオーソドックスなキーケースです。
小さいアイテムなので折角の良い革を切ったり張ったりは勿体ないですね。
革の表情を楽しんで欲しいので、シンプルに。
その代わりにボタンでアクセント。

展示スペースの関係もあるので、今回は各色1点限りです(汗)
希望があればオーダーで承ります。


 made in KOBEっぽさも取り入れてます。

 コードバンのこの艶感が良いですね。
姫路の新喜皮革のコードバンですよ。

 ブラックも革の質感がある仕上げのものを使用。
少し傷に弱いせいか、塗料で塗り重ねたツヤツヤなコードバンを
見かける事がありますが、
僕の中ではそれはコードバンではなく塗料の質感に感じるので、
オイル仕上げ系を使用する事が多いですね。





 コードバンの表情を邪魔しない様に細いシニューで手縫いです。



 赤いシニューは黒がベースだと発色が弱いので、少し太目で縫いました。



 シンプルで小さいアイテムですが、
コバもしっかりと手磨きにて磨き上げています。
コバで作品の完成度が大きく左右されます。
コバ処理もいろんな技法があるので、気になる技法を試し中です。
また良い結果があれば採用し報告したいと思います。

 今回のキーケースは初めて使用するスイス製の金具です。

雰囲気がとても気に入っています。

小さくて、シンプルの物ほどごまかしがきかないです。
バランス1つで安っぽさが出てしまいますね。