さて、オーダーの先金フェザーLサイズの制作に入ります。
K18の地金を別注して下準備。
この小さなK18の板で、
高級皮革の半裁1枚購入できます。
失敗は許されません。(汗)
K18とSV950の地金をカット。
ヤスリで微調整しながら極力ピッタリ合う様に合わせていきます。
ここでもやり過ぎると取り返しがつかないので
合わせては少し削ってを繰り返して
手間を惜しみません。
もう少しですかね♪
ピッタリ合ったら、
まづは地金同士の溶接です。
銀ロウがK18の上に必要以上に流れてしまわない様に
慎重にバーナーを当てます。
次のこの溶接して合わせた板を挟み込む様にフェザーの軸を溶接します。
SV部分は特に難しくないのですが、
先のK18部分は慎重にバーナーを当てないと、
板の溶接部分の銀ロウが融けてしまって、
場合に寄っては失敗となってしまいます。
銀ロウはハンダと同じで、
溶接したい物自体に熱が入らないと融けません。
つまり、しっかり素材に熱を入れないと溶接出来ないんです。
しっかり熱が入ると言う事は
地金の溶接箇所も融ける可能性が高いんです。
で、ペーパーで表面をならして
彫りに入ります。
同ジャンルの大半のフェザーの先金は
軸までもが先金です。
この軸が先までSVである事は、
板からの手作りの証しでもあります。
似ている様ですが、他所とは違うalbatoryの拘りを
感じてもらえたらと思います。
間もなく完成ですので
もうしばらくお待ち下さいませ。