2016年7月25日月曜日

緊張の時間

 さて、オーダーの先金フェザーLサイズの制作に入ります。
K18の地金を別注して下準備。

この小さなK18の板で、
高級皮革の半裁1枚購入できます。
失敗は許されません。(汗)

 K18とSV950の地金をカット。

 ヤスリで微調整しながら極力ピッタリ合う様に合わせていきます。

ここでもやり過ぎると取り返しがつかないので
合わせては少し削ってを繰り返して
手間を惜しみません。

 もう少しですかね♪

 ピッタリ合ったら、
まづは地金同士の溶接です。

銀ロウがK18の上に必要以上に流れてしまわない様に
慎重にバーナーを当てます。

次のこの溶接して合わせた板を挟み込む様にフェザーの軸を溶接します。

SV部分は特に難しくないのですが、
先のK18部分は慎重にバーナーを当てないと、
板の溶接部分の銀ロウが融けてしまって、
場合に寄っては失敗となってしまいます。

銀ロウはハンダと同じで、
溶接したい物自体に熱が入らないと融けません。

つまり、しっかり素材に熱を入れないと溶接出来ないんです。 
しっかり熱が入ると言う事は
地金の溶接箇所も融ける可能性が高いんです。

で、ペーパーで表面をならして
彫りに入ります。

同ジャンルの大半のフェザーの先金は
軸までもが先金です。

この軸が先までSVである事は、
板からの手作りの証しでもあります。

似ている様ですが、他所とは違うalbatoryの拘りを
感じてもらえたらと思います。

間もなく完成ですので
もうしばらくお待ち下さいませ。

0 件のコメント:

コメントを投稿