現在、albatoryでは、手彫り仕様とキャスト仕様のフェザーやイーグルを用意しています。
お客さんと打ち合わせをする時、よく手作りやハンドメイドの意味を聞かれます。
雑誌でもよく書かれている言葉ですが、言葉の意味としては曖昧な感じがあります。
うちの話しだと、albatoryのフェザーの手彫りを見て、他のメーカーさんも手作り、ハンドメイドと書いてるので同じ手彫りだと思っている方が多いですね。
albatoryの手彫りはこの後説明紹介しますが、キャストと言うのは、鋳造の事で、フェザーで言うと手彫りなどを施して完成したマスターから型取って銀を流し込みの技法で、鋳造独特の雰囲気や、量産性にすぐれています。
ただ、言葉としては、ワンオフの手彫り製も量産性のあるキャスト製も言葉的には手作り、ハンドメイドなんです。
雑誌に良く見かけるメーカーさんはだいたいがキャスト製ですね。
製作行程に興味ある方はお店の方に聞いてみても良いかもしれないですね。
良し悪しではなく、あくまで技法の違いです。
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地金からフェザーの形に切り出します。 |
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| 甲丸線をカットして、ヤスリでフェザーの軸の形に削り上げます。 |
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切り出した地金の裏側と軸を溶接します。 |
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裏側にブランドマークの刻印を打って、表側の軸を溶接します。 |
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軸の根元がこのままだと安っぽいし弱いので |
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銀ロウを流し込み、形を整えます。 |
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ペーパーをかけてバリなどを取り整えます。 |
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フェザーを固定して基準線を彫っていきます。 |
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細いタガネと小さなハンマーでコツコツと彫っていきます。 |
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表が彫れたら同じ様に裏も彫ります。 |
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フェザーの切れ込みを糸鋸でカットし曲げをつけて立体感をだします。 |
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形が出来たらバフをかけます。 |
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バフカスを取る為に酸洗いします。酸洗いすると真っ白になります。 |
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後は綺麗にウエスで磨き取れば出来上がりです。 |
手彫りの場合、かなり時間がかかるので、だいたい一日一枚か二枚しかできないですね。
この完成品をゴム型を取って、量産性をもたすとキャスト製になります。
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